捨ててはいけない!
「捨てる者は捨てられる。 開運と関係のない教えに振り回されるな!」
以前からお伝えしていますが、
「部屋をきれいにしないと運が良くならない。」という本に振りまわされてはいけません。
何も無理に片づけたり、捨てなくてもいいのです。
近年の掃除、片づけブームで、相変わらず色々な先生が登場しては また消えています。
書店には、その手の本がコーナーを作り、並んでいます。
共通しているのは、
「部屋を綺麗にしないと、幸せになれない」とか、
「何でも捨てろ!」などという極めて単純な極論です。
「汚いよりは綺麗な方がいいであろう。」という一般論を、
トコトン拡大解釈して、まるで哲学か宗教のようにして、
「お前の家はものがいっぱいあるから運が良くならないのだ!」
と脅迫するもので、心優しい人、細やかな人がどれ程傷ついているかわかりません。
新聞の投稿欄にも、本やテレビで言っていた事が本当だろうか?とか、
「何でも捨てろ」と言われ、苦しんでいると言う投書が掲載されている程です。
最近は、奥さんに自分の宝物を勝手に捨てられてしまったご主人達が
反旗を翻している同盟もあるそうですよ。
これらの単純思想がいかに低次元で恐ろしいものかを語れば、本の一冊や二冊すぐ出来る程なのです。 実際、私は「捨ててはいけない」という本の出版を考える程です。
とにかく、このような「邪教」には引っ掛からないようにするべきです。
昔のものでも捨てられないのが人生であり、
今回使わないものでも捨てられないのが血の通った人間の情というものなのであり、
部屋を片付けられない人々を恐喝するような「教え」に振り回されてはなりません。
流行りの「終活」も結構ですが、それは自分で決めればいいことです。
あらゆる意味で、非常識な人が多い時代において、
その事は反省すべきでありますが、基本的に人間は、自らを追い込むべきではありません。
「明日こそ部屋を片づけなくちゃあ!」などと、人は良く言いますが、
このように自らを責めてはなりません。
「苦」を刻んではなりません。
他人にも自分にも、寛容である事こそが、幸せへの道なのです。
教訓:しっかりして下さい!「何でも捨てろ!」本を買っては、部屋のものが増えますよ! 家はモデルルームではない。生活の場なのです。
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