「こころのカルテ」「運命を変える開運の法則」を読む
「こころのカルテ」は、月刊「アネモネ」で人気連載された 町田達是(三木雅晶)の記事です。
この記事は男の運勢’97(実業之日本社)、「運命を変える開運の法則」」に掲載された、町田達是(三木雅晶)
執筆によるものです。
「運命を変える開運の法則」より
キミも運命は変えられないと思っているだろうが、そんなことはない。運命は自分の力で変えられるのだ。
運を自分の力で変えるために知っておきたい開運の法則を、ズバリ、キミに教えよう。
法則1 類は友を呼ぶ
人間は結局、何かしら共通点がある者同士が仲間になっている。
だから、縁のない人同士が出会うこともありえない。
そして、同じレベルの人が集まるようになっている。
「オレは友達に恵まれない」と自分の不運を友達の責任にする人がいるが、
いうまでもなく、これは友達のせいではない。
もしも、自分がまともな人とつき合いたいと思うのなら、
自分を向上させるしかないのだ。
自分が変わりさえすれば、友達も変わっていくものなのだ。
法則2 すべては自分の思った通りになる。
こう言うと、「私の人生は思った通りになっていない」と言う人がいるかもしれないが、
実は、すべての人間は自分が思った通り、
自分が製作した通りの人生を歩み続けているのだ。
つまり、「その人が望まなかったことは、決してその人の身の上には起こらない」。
だから、大きなことを成し遂げた人と、そうでない人との違いは、
自分にそれができると思えたか、思えなかったかだけの違いで、
できないと思えば、永久にできるはずはないのだ。
法則3 すべての出来事に何一つ偶然はない。
身の周りに起こってくるすべての出来事は、自分の責任なのだ。
そして、自分がしたことのみが自分の身の上に返ってくるのであって、
間違っても、降ってわいた災難などというものは存在しない。
また、この宇宙では、過去に自分がしたことしか、
相手からされることはなく、そして、それも自らの魂が望んだことなのだ。
だから、何か人から嫌なことをされても、相手を責めず、
かといって決して自分も責めず、「私は昔この人にひどいことをしたかもしれない」
と思えればいいのだ。
法則4 すべてのものは一体、一つである。
人間はすぐ、ものごとを相手と自分、右と左、上と下というように、
二元的に考えたがるが、もともと、すべては一体、一つであって、
決して相対するものではないのだ。
よく「他人を憎むと、自分に返ってくる」というが、
本当は、他人とは自分のことであり、もし人を憎めば、
即ちそれは、自分を憎んだことになるのだ。
他人の悪口や陰口も同様で、他人の悪口を言えば、
それは即自分の悪口を言ったことになるのだ。
法則5 真の幸福とは何かを知れば開運できる。
幸福になりたくない人はいないだろうが、
何が真の幸福かを知っている人は意外に少ない。
けれども、幸福とは何かということを正しく知ることが開運、
幸福への第一歩なのだ。
幸福には4つの種類がある。
1つめは物質的幸福、
2つめは肉体的幸福、
3つめは精神的幸福、
4つめは霊的幸福。
この4つの幸福は、別々に存在するのではなく、
それぞれお互いに深い関係がある。
そして、この中のどれか1つが欠けたとしても、本当の幸せとはいえず、
4つそろって初めて幸せといえるのだ。
法則6 肩の力を抜けば開運できる。
いわゆる「潜在能力開発セミナー」や「イメージコントロール」
「自己啓発セミナー」では、必ず信念ということを教わるなずだ。
そして、強い信念をいつでも持ち続けろと。
しかし、本当の信念とは、力を抜くことなのだ。
どうしても目標を達成しようと、力んでばかりいては、
逆に目標の方から逃げてしまうのだ。
たとえば合気道のように、完全に力を抜き切ってしまう、
いわゆる自然体になることが真の力を得る極意なのだ。
法則7 余計なことは一切しなければ開運できる。
幸せになりたければ、難行苦行などの余計なこと、
本当は必要ではないことはしないことだ。
毎日の当たり前の生活そのものが、修行のようなもので、
人間は、生まれてくる時すでに、必要なものをすべて備え、
生まれてきているのだから、無理して、超能力を身につけようとしたり、
難行をする必要はまったくない。
それより、借りたものは返す、払うべきものは払う、
手紙の返事を書く、待ち合わせには早く行く、
というように常識を守ることが大切なのだ。
法則8 自分が本当にしたいことをすれば開運できる。
多くの人は失敗を恐れ、夢や希望をある時期にあきらめ、
無難な人生に切り替えてしまう。
しかし、終身雇用制度が完全に崩れた今、
自分が無難だと思ったコースが今後も無難とは限らない
どうせ人生は勉強、修行の場であるのだから、
失敗してもかまわない。
やってみること自体に意義があるのだ。
何事もやってみて失敗した後悔よりも、やらない後悔の方が大きいものだ。
あの時、こうしておけばと後悔しないような人生を送りたいものだ。