「宇宙意識」とつながる・・・?!
本の著者のプロフィールや本文中の自己紹介で、度々見る言葉です。
「宇宙意識とつながった」、「覚醒した」、「高次元情報を伝える任を授かった」、
「人類救済の役目を知らされた」、「千日修業で悟った」から始まって、
ちょっと書けないような、さらに、傲慢なものまで、それは「百花鐐乱(ひゃっかりょうらん)」です。
これを、「精神病世界」と言わずに何と言うのでしょうか?
精神世界、ニューエイジの世界の大きな危険性にまんまと引っ掛かってしまった事の何よりの証なのです。
これらの表現は、
「私だけが、それはすごい悟りの境地になった人だよ。私だけが選ばれたんだ。」
と言っている訳ですが、そんな方が、出ている本の数だけあるのでしょうか?
ハッキリ言いまして、これらは、大聖者以外ではあり得ない事なのです。
それが世間の常識ですし、その常識は正しいのです。
悟りの境地には、それはものすごい段階があると言われています。
確かに、世界の中には、それなりに、私どもの及ばない、
賢者クラスの、高い精神性を持った方もいらっしゃいます。
しかし、そのような方は、市井にいるごく普通の人でして、
ご本人は、そんなつもりはありませんし、
間違って、ひとさまに、「私は悟ったのよ。」などと言うはずもありません。
精神世界の恐さは、そのような本で学んでいた方が、
そのようなプロフィールを書く人になってしまう事があることなのです。
どうか、「魔物」の餌食になって、尊いご自身とご一家(家系)を汚さないよう、
ご注意下さい。
教訓: 人間は誰もが神様、宇宙と一体、その一部ですが、いわゆる「悟った」人は、大聖者だけ。
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